トップ
メッセージ
カリキュラム・コース紹介
フィールドワーク
教員紹介・授業紹介
イベントレポート

今そこに生まれた気づきが
世界と繋がる学びに

三砂 ちづる
多文化・国際協力学科 教授

自らテーマを掘り下げて、
現場へ赴く。実践型の学びが、
自身を変革します。

英文学科と国際関係学科の横断コースとして、多文化・国際協力コースが誕生したのは2003年のこと。津田塾のお家芸ともいえる多文化共生・国際協力の分野を在学時代から学べるように、という目的で作られたコースの卒業生たちは今、国内外のさまざまな舞台で課題に取り組んでおり、それに続きたいという志をもった学生が学びを重ねています。学科横断コースとしての15年の実績を携え、2019年4月、さらに進化した多文化・国際協力学科が始動します。

自分とは全く関係のないような、遠い世界の出来事なのに、文化の違いや社会構造に基づく格差や、厳しい状況を知り、そこにおかれている人に思いをはせることはありませんか。自らの弱さ、自らのありようなどと結びつけ、まるで自分のことのように考える、その「気づき」が変革への一歩といえるでしょう。この学科では、そのような現場や自分自身への思いを「解決する力」へ育てていきたいと考えます。

学びの軸は、フィールドワークです。テーマを携えて現地に赴き、実際の現場を自分の五感で確かめ、問いを立て、思索し、分析していく。具体的には、1年次に国際関係や地域研究などの基礎を学びながら、並行してゼミを担当する教員がオムニバス形式で講義を行う「多文化・国際協力の学び」を受講し、自らの興味関心を絞っていきます。2年次からは3つのコースに分かれ、少人数セミナーで各自のテーマを決定。3~4年次で主体的にフィールドワークを行い、フィールドワーク報告卒業論文を仕上げます。最初は興味のあることや事象が定まっていなくても、学びを重ねる中で自分が探しているテーマがはっきりしていきます。時間はたっぷりあるので、思いを種に、教員やセミナーの仲間とともに議論を重ねテーマを絞っていきましょう。

津田塾伝統の英語教育のもとに培われた、より専門的な「MI英語」という英語科目もこの学科の特徴です。具体的な国際協力、多文化共生に関わるトピックをもとに、Reading、OralEnglish、Composition、Listeningの授業を一貫して行います。体系的な学びで身につく英語力はフィールドワークの現場を越えて大きな力となるでしょう。国際社会では英語はできて当たり前、国際機関の仕事に就くにはもう1言語求められることも多い。本学科では第2外国語も必修です。外国語を学ぶということは違う文化を学ぶということ。英語から見えている世界と、別の言語から見える世界、その解釈は異なることがあります。その重要性に気づくことが大切です。

多文化・国際協力コースの卒業生には、国際協力の現場で働いている人や、そこを目指して青年海外協力隊に参加している人もいます。一般企業や公務員、教員として働きながら学びを積み重ねる人も多い。地域のコミュニティで中心になっていく人もいるでしょう。開学以来、変革を担う女性を輩出してきた津田塾にはさまざまなロールモデルが存在します。深く考え、出会いに心震わせ、思索を重ねる。津田塾にはあなたの居場所があります。