多文化・国際協力学科学科発信メディア

在校生インタビュー

佐々木彩香(多文化共生コース4年)

2024.03.23

卒業論文テーマ…父親が育児休業をとること 男女平等先進国ノルウェー人の語りから

平日であるがベビーカーを押す父親の姿が見られるノルウェーオスロ

多文化共生コース4年の佐々木さんに卒業論文やフィールドワークの体験、
それらを通し学んだことや、後輩、高校生に伝えたいことをお伺いしました。

Q1 研究の内容とそのテーマにたどり着いた背景は何ですか?

 高校時代から働く女性が抱える問題に興味を持っていました。大学での講義を通し、労働に関する問題は女性だけではなく男性も抱えているものであると気づき、「男性の育児休業」について調べることにしました。世界中の制度や父親たちの現状を調べていくうちに、父親に育児休業の割り当て期間を設け、高い取得率を誇るノルウェーに興味を持ち、フィールドワークを実施しました。

Q2 フィールドワークを実施し卒業論文を執筆した中で、最も学んだことは何ですか?

 当たり前ですが準備をきちんとする大切さ、そして見聞きしたことを正しく捉えることの難しさです。私は海外でフィールドワークを行ったため、入念な準備が必要でした。そのため、学科のフィールドワーク相談室や学外学修センターを活用しました。また、インタビュー後はその人の発言の真意を汲み取るために何度もインタビュー音源を聞き直しました。

Q3 就職活動を終えて、さらに卒論も書き終えた今、後輩に伝えたいことはありますか?

 大学での4年間は自分のやりたいことに一生懸命取り組める貴重な時間だと思います。学業も就職活動も全力で取り組んだ経験が必ず自分の糧になると感じています。皆様の挑戦を応援しています!

Q4 多文化・国際協力学科で学んでよかったと思うこと、学科のアピールポイントは何ですか?

 自ら進んで学び行動に移す仲間がたくさんいることです。勉強熱心で興味のあることに飛び込んでいく姿を見て、負けていられないとモチベーションになっていました。また、小規模な学科のため先生方との距離が近いのも魅力だと思います。自由に研究テーマを選べるため学生の研究はまさに十人十色ですが、いつでも先生方が親身に相談に乗ってくれました。

※掲載内容は取材当時のものです。

関連する記事