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【報告】多文化・国際協力コースから学科への継承

2020.01.14

 多文化・国際協力学科の前身である多文化・国際協力コースは、2003年以降、たくさんのフィールドワーカーを育ててきました。そして、2019年4月にさらに進化したかたちで学科として始動しました。このたび、コースの2~4年に所属する先輩たちと学科の1年生をつなぐことを目的に、1月14日に学内のカフェ・ルポを会場にイベントを開催しました。

 イベントでは全員に名札をつけてもらいました。コースの先輩たちには、名前だけでなくフィールドとする地域も名札に書いてもらいました。また、サンドイッチやケーキといった軽食を用意し、食べて語りながら、楽しく相談しあえる環境を用意しました。前半は、4人の4年生に、フィールドの様子や卒論の内容を、スライドを用いて紹介してもらいました。後半は、軽食をつまみながら、学年を超えた交流の時間をもちました。先輩たちは積極的に1年生に声をかけてくれ、1年生も、関心のある地域をフィールドとする先輩を名札から探し、さまざまなことを尋ねていました。

 フィールドワークは楽しく学びの多い機会ではあるものの、どのように地域に入り込み、対象にアプローチすればいいのか、どのくらいの期間行くべきか、最初はみなよくわかりません。たとえ行きたいフィールドを決めていたとしても、どんな生活が待っているのか想像がつかず、悩んでいる学生さんも多いでしょう。今回のイベントが、参加した1年生にとって、これからどんどん深まる学びへのヒントを得られる機会になっていればうれしいです。

(八塚春名)

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