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【開催報告】ホームカミングデー:卒業生シンポジウム

2025.10.13

10月12日、ホームカミングデーにて「卒業生シンポジウム」(多文化・国際協力学科主催)が開催されました。

第一線で活躍中の本学、多文化・国際協力学科卒業生をお招きし、在学生のこれからの学習や研究・ネットワークづくりなどを支援していく企画です。 今年度は、杉本優香さん、佐藤心咲さん、麻場美利亜さんの3名をお迎えし、それぞれ現在のお仕事内容、アカデミック・パス、キャリア・パスについて、お話を伺いました。 講演後の質疑応答では、参加者からの質問に一つ一つ丁寧にお答えいただき、学生にとっても大変有意義な時間となりました。

【杉本優香さん】
ルワンダの虐殺を経験したクリスチャン女性の本『生かされて。』に出会ったことをきっかけに、大学時代、ルワンダでの虐殺後の和解について調査を計画。2019年夏にプレ調査を実施。本調査のために2020年度に休学したものの、COVID-19が収まらず同年秋に渡航を断念。卒業論文のテーマを在日クルド人1.5世代に変更。卒業後、学生時代から関わっていたNPO法人アクセプト・インターナショナルの経理・労務・総務等を担当。

【佐藤心咲さん】
大学在学中からメディア業界を志し、学生記者の⾧期インターンシップに参加。イベント司会やラジオ、夕刊フジのネットメディアなどのパーソナリティを経験。フィールドワークでは若者の政治意識について調査。卒業後は日本経済新聞社に入社。1年目は政治部で「総理番」記者として活動。首相官邸にて首相の動向や政治の流れを追う。現在2年目は総合編集センターで朝刊紙面のレイアウトやニュースの価値判断・見出し付けを担当。

【麻場美利亜さん】
大学在学中はTESS(ドラマ)に所属し、サークル活動に明け暮れる。大学4年目に重い腰を上げて卒業論文執筆に取り掛かりはじめ、フィールド調査として東ティモールを訪問したところ、同国に魅了されてしまう。大学卒業後は東京外国語大学大学院に進学、現在は同大学院博士課程に所属して東ティモールの精霊崇拝について文化人類学的に研究している。2021年から2024年まで在東ティモール大使館専門調査員、2024年末から2025年7月まで駐日東ティモール大使館広報アシスタントとして勤務。

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