多文化・国際協力学科学科発信メディア

在校生インタビュー

長坂莉奈(多文化共生コース4年)

2025.02.27

卒業論文テーマ…法的に認められたカップルとして生活すること
PACSから見る婚姻とフランス社会

多文化共生コース4年の長坂さんに卒業論文やフィールドワークの体験、
それらを通し学んだことや、後輩、高校生に伝えたいことをお伺いしました。

Q1 研究の内容とそのテーマにたどり着いた背景は何ですか?

 高校生の頃から多様なカップルの生活の仕方、特にパートナーシップ制度に関心があり、大学で深く学びたいと考えていました。第2外国語でフランス語を選択したことから、フランスのPACSという法律に関心を持ちました。先行研究をもとにPACSと婚姻の制度を比較したほか、実際にPACSを契約している方にインタビューを実施し、生活の仕方や婚姻に対する考え方について調査しました。

Q2 フィールドワークを実施し卒業論文を執筆した中で、最も学んだことは何ですか?

 自らの言葉で伝え、他者から学ぶことの大切さです。これまでに日本・フランスで計3回フィールドワークを実施しましたが、相手を尊重し、対話を重ねながら信頼関係を築いたことが、研究対象者への深い理解につながりました。フランス語でのコミュニケーションは難しいこともありましたが、学んだ言語で人とつながり文化を理解することは、学びを深める第一歩になったと思います。

Q3 就職活動を終えて、さらに卒論も書き終えた今、後輩に伝えたいことはありますか?

 フィールドワークも就職活動も、自身で切り開いていく力が必要だと思います。やりたいと思ったことを実現するために、日頃から関心を広げ、一歩ずつ着実に行動していくことが大切です。大学には、支えてくれる仲間や先生方がたくさんいます。ときに頼り、ときに助け合いながら4年間を楽しく過ごしてほしいです。

Q4 多文化・国際協力学科で学んでよかったと思うこと、学科のアピールポイントは何ですか?

 第2外国語を3年次まで必修で学ぶことです。在学中は授業外でもフランス語の勉強に力を入れていましたが、授業を通して同じ学科の仲間からも刺激を受け、語学への理解をさらに深めることができました。自身のフィールドワークにも活かされたことから、大学から学び始めたフランス語こそが、私の関心や学びを広げてくれたと思っています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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