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【学外公開】異文化を畏敬する活動の現場から ーアフガニスタンで人道支援に献身した中村哲医師の信念と発信(に触発・啓発された人類学者として)—

2025.01.08

講師: 清水 展 氏(京都大学名誉教授・文化人類学)
中村哲医師は、アフガニスタンで長年、医療活動と灌漑事業に従事されましたが、2019年12月、現地で移動中に銃撃され、亡くなりました。フィリピンで研究をおこなう文化人類学者であり、NGOワーカーでもある清水展先生は、著作のなかで、「中村医師の活動と著作と折々の発言に接して、中村医師に嫉妬するとともに敬服脱帽し、しかしそれ以上に畏怖してきた(『自前の思想』 P.35)」と記しておられます。今回の講演会では、フィールドに向き合い続ける清水先生に、現場に向き合い続けた中村医師について語っていただきます。

日時: 2025年1月8日(水)13:00-14:30
場所: 津田塾大学小平キャンパス 本館3階 H301教室
「国際協力論(4)」の講義中に実施します。受講生以外の方の参加も歓迎します。学外の方は、当日に守衛所にて受付後、教室でお待ちください。

参考
清水展(2020)「字義通りのフィールド=ワーカー:中村 哲」
清水展・飯嶋秀治編『自前の思想—時代と社会に応答するフィールドワーク』21-62頁. 京都大学学術出版会.

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