多文化・国際協力学科学科発信メディア

卒業生からのメッセージ

溝井 萌子(2018年度卒業)FIFTYS PROJECT運営メンバー

2023.10.23
Voice
 

自立した女性を育てるという津田塾大学の理念、学生の個を大切にする校風に共感して入学を決めました。
大学での学びの中で一番大きかったのは、ジェンダー分野をはじめとして、これまで自分自身が個人的な問題だと思っていた様々な事柄が、自己責任では決してなく社会的な問題である、という気付き、そういった視座の獲得でした。1年時から授業やゼミなどを通じて、社会構造が生み出す不平等や差別の問題に関心を持ちました。
また同時に、大学時代に様々な社会運動に参加する中で、つながり、声を上げることで現実を変えられるという経験を得たことから、「社会の中にある構造的な不平等を変えたい」というのが自分の中のテーマになりました。
社会には様々な問題が溢れていますが、私たちにはそれぞれ一人一人に一人分の力がちゃんとあって、つながり合いながら少しずつ現実を変えていける、と信じています。
「弱さを、気づきに。強さを、分かちあう力に。」変革を担う女性でありたいです。

PROFILE

津田塾大学在学時は多文化・国際協力コースに所属。関心分野はジェンダー平等や、差別を生み出す社会・政治構造など。在学中にSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)やフェミニズム運動に参画。卒業研究では、日本における女性セックスワーカーが直面する複合差別と当事者の行為主体性についてインタビュー調査を実施した。大学卒業後も国会議員秘書や政党の広報・女性候補者支援等、女性と政治に関わる分野に従事。現在は地方議会からジェンダーギャップ解消を掲げるFIFTYS PROJECTに運営メンバーとして携わる。

※多文化・国際協力コース(多文化・国際協力学科前身)卒業生

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