多文化・国際協力学科学科発信メディア

卒業生からのメッセージ

田村 まり(2018年度卒業)株式会社おしんドリーム 取締役

2024.10.13
Voice
 

津田塾大学で過ごした先生や学友との時間は、私にとって非常に学びが多く、また様々なことに気づきをもたらした、人生の中でも豊かな時間となりました。
大学では、自分の興味関心の赴くまま様々な授業を選択し、たくさんの課外活動にも参加し、3年時には協定校である南京大学に1年間留学しました。留学先での気づきがその後の卒論のテーマとなり、それは今も変わらず自分の興味関心の大きなテーマとなっています。

私が津田塾大学に入って得たことが大きく2つあります。
一つ目は学びを深めることが、果てしない作業でありながらも、その過程を楽しむことに気づけたことです。時に問いを立てることの難しさと向き合いながらも、少し繋がりが見えてきた時はなんとも言い難い達成感があります。
二つ目は多様な分野に関心を持ち、自らテーマを設定して積極的に探求していく学友と、私たちの学びを最大限にサポートしてくれる先生方との出会いです。時に立ち止まることがあっても、一緒に学びを深めてくれる学友の存在や、一歩先へ導いてくれる先生方の存在なしには、津田塾での「津田津田しい」学生生活を送ることができませんでした。
津田塾で培った「学び」の土台は変わらず今の私の生き方の土台となり、学友は人生の友人となり、先生は恩師となり、卒業した今でも交流を続けています。
津田塾大学には、卒業してから国内外問わず、多方面で活躍する先輩方がたくさんいます。それぞれが、それぞれのフィールドで少しずつ世界を変え、それが津田梅子さんに始まり、脈々と今まで受け継がれてきているように思います。
そんな諸先輩方のように私も「変革を担う女性」になりたいですし、これから入学される皆さんにも、津田塾での学びを経て、そんな女性になっていってほしいと思います。

PROFILE

津田塾大学在学中は、多文化・国際協力コースに所属。大学3年時に中国・南京大学に交換留学し、中国の少数民族をテーマに卒論に取り組む。卒業後は東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学修士課程に進学。引き続き中国をテーマに研究したかったが、コロナの制限で国内の外国人技能実習生に関して修論を執筆。卒業後は博士課程への進学を考えていたところ、ひょんなきっかけでスタートアップ創業メンバーとして事業参画。現在は(株)おしんドリームの取締役として、おしんドローンスクールを東京・伊豆大島と、静岡・浜松にて運営。

※多文化・国際協力コース(多文化・国際協力学科前身)卒業生

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